ヒトは見たいものを見る
マチュピチュでも 気が付くのは やっぱり犬や動物
マチュピチュ遺跡から インカ道を1時間ほどのぼった太陽の門で
息を整えながら 遺跡を眺め 心の奥に深くしみわたらせているひととき
犬はペットではありません 家族です
少しイントネーションが踊る日本語が聴こえる
他のツアーに付いている ペルー人女性ガイドさん
犬も人と同じです
狭いところに閉じ込められるのは好きではありません
首輪もリードもいりません
人を噛むことはありません
そのとおりに クスコやマチュピチュの街角などで
犬たちは 自分たち自身の判断で行動し暮らしている
家族のヒトが歩いていれば そばについて歩く
玄関の表口に 狛犬のように寝そべる
ご近所の犬たちと集まって じゃれ遊ぶ
いきなり曲がり角ででくわせば カーミングシグナルのお手本をする
広場のど真ん中で ゆったり横になり昼寝
犬と人が しごく自然に暮らせるって
どんなことかな~と思っていれば 見ることになる
マチュピチュへインカ道をたどると
女性と犬が埋葬された巨大な石の遺跡がある
谷から吹き上がる風と
雲の間から降り注ぐ太陽と
鳥のさえずり 春の花がほころび
犬が好きな人って いつかみんなここにいたに違いない
(画像はぺルーの首都リマの大統領官邸前の警察官と勤務中のわんこ)